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前回の記事では、面接の最初にある雑談についてご説明しました。
今回の記事からはいよいよ面接の本題、具体的な質問について解説していきます。
Q1: Tell me a little about yourself.
「あなたについて少し話してください。」 (簡単に自己紹介してください)
面接の始めの方にくると想定される質問です。 この機会に、コミュケーションスキル (communication skills) が高いことを、話す内容をきちんとまとめて、speaking clearly (はっきりと) そして concisely(簡潔に)話すことで証明してください。この質問には、正しいとか、間違っているといったものはありません。 模範解答的になりすぎず、あなたらしさを出すことが大事です。
先ずはあなたが現在所属するところ、やっていること、趣味や関心があることを簡潔にまとめましょう。 今回応募している仕事に役立ちそうな得意分野を加えると良いです。
Short Answer Examples
学生の場合
“I have been attending X University where I major in Engineering. My hobbies include computer games, soccer, and hiking. I am good at programming and handling detail numbers.”
X大学の学生で、エンジニアリングを専攻しています。 趣味はコンピューターゲームとサッカー、ハイキングです。 プログラミングと、細かい数字が得意です。
(最後にアピールポイントです。こういったスキルが求められるポジションの応募には効果的です。)
次に社会人の転職の場合の例です。
“I grew up in Osaka and attended a university there to major in business. I worked at a real estate company for three years as a sales representative. I am quite good at connecting people. I enjoy reading books and jogging.” (社会人の場合)
大阪育ちで、大阪の大学でビジネスを専攻しました。 その後、営業として不動産会社に3年間勤務しました。 得意なことは、人々をコネクトする(紹介する)ことです。 本を読むこととジョギングが趣味です。
このような簡潔な自己紹介でも営業職や、いろんな人と協力して働く必要のあるポジションに応募する場合、効果的です。
では、学生、社会人問わずに使える表現をいくつかご紹介します。
I enjoy working with different types of people.
私は異なるタイプの人たちと働くのを楽しみます。
I like to challenge myself for my personal development.
私は自分の成長のために自分自身にチャレンジするのが好きです。
“I’m a hard worker and I like to take on a variety of challenges.
私は一生懸命働き、色々なチャレンジに挑戦するのが好きです。
“I prefer to keep my balance between work and life. When I work, I want to work hard. And outside of work, I like to engage in my personal activities such as volunteering.
「私はワークライフのバランスを保つことを好みます。仕事中は一生懸命働きます。 仕事以外では、ボランティア活動のような個人の活動に従事したいです。」
上記のような表現でチャレンジが好きとか、一生懸命働くとアピールした場合は、必ず具体的な例を複数英語で言えるようになってください。 仕事以外でも、クラブ活動とか、個人的な活動の中でのあなたの経験を話せるようになっておくとより良いです。
Q2: Why did you choose your major?
「どうやって専攻を決めたのですか?」
この質問は、あなたの専攻が経済で、銀行に就職しようと面接しているようなケースではあまり聞かれないか、聞かれても理由を述べるのはさほど難しくないと思います。 特に準備が必要なのは、あなたの専攻と応募しているポジションで求められるスキルがダイレクトにマッチしていない時です。 キャリアチェンジのための転職でも同じです。 そういった場合は、自分が専攻してきたこと、これまで経験してきたことを、どのように応募しているポジションで活かすことができるかを考えて置く必要があります。
Short Answer Examples
“I majored in Psychology because I was interested in studying how the mind works. I also found it useful because it helped me to work with people better by understanding differences in others.”
「私はどのように心理が働くのかを理解したくて、心理学を専攻しました。 その知識によって他者の考え方の違いを理解することができ、より良く他者と働くことができます。」
上記のような返答ですが、チームで働くことが求められるポジションや、接客などのポジションへの資質がOKとみなされる可能性が高まります。
一見ハンディになりそうなことを逆転するような表現にするのは、英語の方が言いやすい場合も多いです。 しっかり準備して自信をもって発言してください。
Q3: “What are your strengths?”
あなたの長所(強み)はなんですか?
これも非常によく聞かれる質問です。あなた自身が自分をどうとらえているかを面接官は聞きたいと考えています。 この質問へ回答は、応募している仕事に求められる人材のタイプや、必要とされるスキルを意識して考える必要があります。 無難な回答、例えば「きちんと物事を整理でき、フレンドリーです。」 I am well organized and friendly. と言ったところで、相手に特に良い印象を与えることもできません。 あなたの個性を出した回答を考えましょう。
Short Answers
“I’ve always been a great team player. I’m good at keeping a team together to deliver high quality work in a team environment.”
「私はいつも非常に良いチームプレイヤーです。チーム一丸なって、協力する環境で、質の高い仕事を達成することが得意です。」
Strengthをbe good at~ ~が得意ですという表現を使った回答例です。これは就業経験のない学生の場合も、クラブ活動や、委員会活動とかでの経験をもとに具体的な話ができそうです。 ここでも気をつけていないといけないのが、面接官はあなたの質問に対して、具体的な例を聞いてきますから、具体例が話せるように準備が必要です。
“My strongest trait is in customer service. I always listen and pay close attention to my customer’s needs and I make sure they are fully satisfied”
「私の強みは顧客サービスです。 私はいつも顧客のニーズをよく聞いて注意を払い、十分に満足してもらうようにしています。」
この例は、実際に接客等の経験があって、そのスキルがダイレクトに役立ちそうなポジションに応募している場合、とても有効です。具体的な事例、例えば、難しいリクエストをした顧客をどのように助けることができたとか、簡潔に説明できるようになっておくと良いです。
Q4: What are your main weaknesses?
「あなたの短所(弱み)はなんですか?」
この質問も、前者の長所についての質問と同様でよく聞かれる質問です。 この質問への答えは、短所と言いつつも、捉え方によっては長所ともなる点を上げるのがお勧めです。 長所についての回答と応募している仕事に求められる人材のタイプや、必要とされるスキルを意識して考える必要があります。そこを意識しないで回答してしまうと、この仕事には向かないと受け止められてしまうことがありますので要注意です。
Short Answers
“I regard my weakness as not asking for help. I always try to solve my own problems instead of asking someone for help. I should ask for more help so that I could be more efficient.”
「私の弱点は助けを求めないことです。 私はいつも誰かに助けを求めず、自分で問題を解決しようとします。 より効率的になるために、もっと助けを求めるべきではないかと考えています。」
この短所は、単独で仕事をする必要が多いポジションの場合、向いているタイプと取られてもらえる可能性が高いです。
“I feel my weakness is not being detail oriented enough. I always want to accomplish as much as possible. I realized this could hurt the quality and I need to find the right balance between quantity and quality.”
「私の短所は十分に細かい点に注意しないところです。私はいつも少しでも多くのことをやろうとします。それにより、質が下がってしまうことに気づきました。量と質の間のバランスをとることが必要だと思っています。」
この回答は大量の仕事をこなさないといけない場合や、多様な物事に取り組無必要があるポジションに応募する場合、短所と言っている事が好意的に受け止められる可能性があります!.
いかがでしたでしょうか?
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