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長男の通う国立の高校。
受験指導をあまりしない一方、とっても
教養の高い?授業をやってくれたりします。
選択している英語ディベートクラスの先日の授業が、
あのハーバードのマイケル・サンデル教授の
Justiceという授業を見てのクラス討論だったとか。
ハーバード白熱教室で人気になった
あのクラスです。
受験大丈夫か~ってすごく焦りますが、
まあ高校生が「正義」とは何かを考えるのって
早々ないと思うので、貴重な体験と感謝しています。
ということで、今回はマイケル・サンデル教授の有名な
フレーズを紹介します。
出典:Michael J. Sandel (2009). “Justice: What’s the Right Thing to Do?
“Markets are useful instruments for organizing the productive activity.
But unless we want to let the market rewrite the norms
that govern social institutions, we need a public debate about
the moral limits of markets. “
「市場は、生産的な活動を整備するには有用な手段です。
しかし、市場が社会制度を支配する規範を書き直すことを
望まない限り、市場の道徳的限界についての公の
議論が必要です。」
instruments = 手段
productive activity = 生産的な活動
unless ~ = ~でない限り
norm = 規範
social institutions = 社会制度
public debates = 公の議論
サンデル教授は、市場原理に動かされる世の中に
懐疑的ということです。
英語というより、その意味する内容理解が
困難でしょうか。。。
彼は古きよきアメリカの道徳を郷愁していると、
以前東大の先生がどこかでコメントされてました。
こういう、はっきり正解があるようでない議論への
対応は難しいですね。
サンデル教授の授業、ものすごく多くの生徒の前
で意見を述べさせることでも有名でした。
日本でも(日本語でいいので)こういう授業、
あった方がいいんじゃないかと思います。