オンライン・全国対応
先日ある会社の講師の仕事で、
日本で働く外国人に、日本企業で
働く上での心構え・・・のような
セミナーをしてきました。
彼らのお国はウクライナ、ロシア、
フランス韓国、中国、マレーシア、
インドネシア、フィリピンと
ものすごく多彩。
日本語がそこまで得意ではない事を想定して、
英語も準備してのぞみましたが、私の英語
出番なし。
というくらい、皆さん日本語が堪能でした。
一方、どんなに日本語をマスターしても、
文化的背景というか、国民性を理解する上では
大変な面もあるそう。
彼らの共通のお困りの一例が、日本人の返答が
YesかNoかわかりにくいという事でした。
特にある程度親しくなった後に、
この難しさを一層感じるとか。
【YesかNoか、はっきり言うのが思いやり】
ビジネスの世界で、交渉やリクエストが
受け入れられないのなら、NOと早めに
伝える、というのは理解してますよね。
一方、あいまい返答の落とし穴にはまり
そうなのが社交やプライベートでの
お誘いへの返答。
皆さんも友達とのやり取りを振り返って
みてください。
友人から何かを誘われた時、
「それイイね、今度一緒に行こう・・・」
#スタンプ
みたいな返信していませんか?
これ、本当はそんなに乗り気じゃなくても、
あからさまにNOと言うのは、せっかく
誘ってくれた相手に不快な思いをさせて
しまうのでは、という日本的配慮かと。
しかしながら、このニュアンス、外国人には
難しいようです。
誘いに乗れないのなら、はっきり伝えて
ほしい、他の人誘うから。
というのが彼らの本音です。
「誘ってくれて嬉しいけど、
今は〇〇の理由で行けない。」
とはっきり意思表示するのが
良さそうです。
断る時の表現、いくつかご紹介します。
I wish I could come, but unfortunately,
I’m really busy with my new assignment.
That would be great, but my schedule is full
at this moment.
I appreciate the offer, but I was planning on visiting my parents that weekend.
他にも色々な表現があると思いますので、
考えてみてくださいね。
ポイントは、誘ってくれた事への
お礼を言った後、今回はNOである
理由を述べることです。
そうすると誤解がありません。
お礼を言っただけで、フェードアウトとか
はっきりYESと言わなければNOと
理解してくれるだろう・・・というのは
誤解を与えるのでやめましょ~。