中高年のやり直し英語(ビジネス英語編)・動画解説あり

2020.05.23 

 

ビジネス英語トレーナーの小林真美です。

 

中高年があきらめずに英語に取り組みにはどうしたらいいのか?
具体的な勉強方法のおススメ!
をご紹介します。

 

英語を始めるのに、遅すぎるということはありません。
思い立った今がその時です。
いつの間にか、人生100年とか言われる時代になりました。
もう一度頑張ろうと思った今がその時。 この記事を読んでくださっている方が今何歳でも、5年後の自分を思い浮かべば、今は5歳も若いんです。
この記事では、「中高年のやり直し英語」に役立つ内容を詳しくお話しします。

動画でも解説しています。

目次

中高年があきらめずに英語に取り組みにはどうしたらいいのか?

世代的に私に近い生徒の方や知人から聞かれる、英語に関する質問の中で非常に多いのが以下です。

「まみ先生は学生のころから英語が得意だったのですか?」

社会人になってすぐに外資系に就職したり、今こうやって英語を教える仕事もしているわけですので、まあ好きな方ではありました。

ですが、得意だったかと言われると、ちょっと・・・。
時間があったあの頃、もっと英語で本を読んでおけばよかったな~と思います。

今の私の英語力は、圧倒的に現場に出てから鍛えられた面が強いです。正直なところ、管理職的な立場になってから、気合いが入ったというのも事実。
そして私自身の英語修行は今も続いています。

上記のご質問に戻りますが、質問の裏にあるのが、

「今さら英語やっても遅いんじゃないか・・・。」
「中高年になったら、外国語はもう覚えられない・・・。」
といった不安が多いように思います。

確かに、若いころより記憶力、体力ともに衰えてはいますから、不安を感じる方も多いでしょう。それでも、あきらめるとか、弱気になる必要はまったくないと私は思います。

中高年のビジネスパーソンの方で、もう一度英語やり直しと考えている方の事情は様々だと思います。今すぐ必要な方、少し猶予がある方。 いずれにしろ、やみくもにテキストを開いたり、英会話スクールに申し込む前に、まずご自身と向き合うことからはじめてください。

じっくり具体的な目標を練る

先ずは、いったん過去の苦い想いでを棚卸しましょう。

「あの時、あいさつと自己紹介くらい英語でやってみたかった。」
「あの会議で恰好く英語で話せれば、部下に一目置かれたのに。」
「英語ができる同僚に先を越されて意見を言われてしまった。」
「外国人との会合で一言も英語で話せず、居た堪れなかった。」

などなど。

こういった経験は、これまでのビジネスの経験が豊富な中高年だからこそ多いもの。
ちょっと辛いですが、一度洗い出した経験を振返り、どういう英語を使えるようになりたいかのイメージをもってください。

「次の英語会議では、一言コメントができるようになる。」
「次に外国人と職場で話すことがあったら、週末の予定を聞いてみる。」
「次の英語のオンライン会議では、あいさつの次にビジネスの調子を聞いてみる。」

そういったレベルから始め、自分がどういうビジネスシーンで英語が使えるようなりたいのかの具体的なイメージをもってください。

自分だけでイメージの構築が難しい場合は、コーチのような誰かと対話することもおススメです。話しているうちに、あっ~自分はこうなりたいんだ・・・と具体的なアイデアが浮かんでくるものです。 

そこから期限をつけて具体的な目標を落とし込んでいくようにしてください。

そして、ここでは最初から長期的に考えないことをおすすめします。結果が比較的にすぐに出ることを意識した目標にしてください。

モチベーションの維持には、実現可能なレベルの小さい目標から始めること。「一つ達成したらまた次」という風に、”できた!” ”自分は準備すれば話せる!” と成功体験を実感していくことが大事です。

集中して学ぶ学習計画をたてる

中高年の方は仕事だけでなく、家族やプライベートのその他の責任など、勉強する時間を捻出するのが難しいものです。

まずは、日々の生活のプライオリティを見直すことをおすすめします。

英語の学習が本当に大事だと思うなら、時間を作ること。そのためには、当面は何かをあきらめることです。

何の学習もそうだと思いますが、時間が見つかったらやろうでは目標は達成しません。
一方、睡眠時間を削るとか、急にストイックになり過ぎるのも長続きしません。

日々の生活を見直し、”ルーティーン”としてどこに英語の学習を入れるかを、考えてください。
『習慣』に取りこんでください。

投資する(時間・お金)

比較的短時間で目標を達成しようと考える場合は、時間ととともに、ある程度のお金を投資することを考えてください。

現在は無料の題材がネットであふれていますから、時間が有限にあり、どれが自分にあったものかを判断できれば、お金をかけずにある程度までマスターできるでしょう。

しかし、効率性とモチベーションの維持を優先させるなら、自分にあった有料のリソースを活用するのが早いです。

英語初級者、中級者の方がビジネス英語を学ぶ場合は、実務経験がある日本人講師がおすすめです。ネイティブとの会話練習には、もちろん意味があり、学習の一部に取り込むのはおすすめですが、まずは日本人から文法の基礎や英語でビジネスをする時の基本的な考え方などを含めて、必要なことを要領よく教えてもらうことが良いでしょう。

使う題材も、文法の基礎などを除き、ビジネスパーソンが興味をもつ記事(英語を学ぶと同時に有益な知識を学ぶ)や、実際に仕事で使うレポート(営業報告書とか決算報告書など)が良いですね。


ここまで読んで、自分には難しいなと思われた方は、もしかしたら英語はそこまで大事ではないのかもしれません。

時間ができたらいつかやろう・・・と思った方も同じです。

英語学習習得までのタイムラインを変えて、Retire後の楽しみにすると位置づけてもいいのかもしれません。

中高年のやり直しビジネス英語は具体的にどう学習したらよいのか!

それでは、具体的にはどういった学習をすれば良いのか、これまでの生徒さんたちで効果があったもの、そして私自身の経験も踏まえてご紹介します。

文法の基礎を短期間で復習

大学受験の難しい英語をもう一度ひも解く必要はありませんが・・・

文法は言葉のルールです。少なくとも中学英語の文法は抑えましょう。

最近は中学英語を解説する大人向けの本もたくさんありますが、実際に中学生が使っている薄目の問題集などもおすすめです。高校受験の前に中学3年生が手にとる、”中学3年間のまとめ”的なものは、ポイントがわかりやすくまとめてあります。

ロングセラーの定番から、ご自身の好みにあうものを選んでみてはどうでしょうか。

文法、文法と言うと、「文法が完璧ではないと話せなのか?」「やっぱり無理」と不安になる方もいるかもしれません。

それはまたちょっと違います。 完璧に話す必要はないのです。 私たちも日本語を毎回完璧に話していることは少なく、言い間違えたり、言い直したりはよくあることです。
それと同じで、完璧に話そうと思いこむ必要はありません。

ただし、単語だけを並べたり、ブロークンな英語で開き直ってしまうのは残念です。

シンプルでいいので、相手に気持ちよく伝わる英語。それには基礎の文法は必須です。

必要な単語を関連事項を連想して定着させる・記憶力にチャレンジ!

中高年のお悩みの一つが、記憶力の低下。
覚えてもすぐに忘れてしまうというお悩みですね。

単語やフレーズを覚える時のおすすめは、実際に使う場面を想定して、連想して定着させることです。

先ずは単語。

連想する単語がある程度覚えてきたら、その単語を使って文章を作る練習をしてみましょう。

マインドマップなどを利用して、連想する単語をまとめて覚えていきましょう。

英語のプライベートレッスンの先生がいる方は、この学習を定期的にとりいれて、都度アドバイスをもらうのも有効です。

ひとり言習慣・テーマを決めて1分間話し続ける自主練

最後にお伝えしたいのが、自主練の習慣化です。

ある程度慣れてくると、これは場所をとらない効果的な学習法です。

通勤電車の中、駅から自宅に帰る道すじ、またお風呂の中などで、一つのテーマを決めてストーリーを作ってみましょう。

最初の内は、うまく英語で言えないことも多いでしょう。そういったものは後から調べてノートする。

次の日に言えるかどうか思い出す。

その繰り返しです。


テーマは何でも良いですが、まずは一般的なことから。

仕事の報告
簡単な自己紹介
週末の話
趣味・好きな事

などです。

先ずはシンプルな表現で。 ”I" を主語にして話すようにすると、比較的スムーズに文章ができます。

少しずつ言えるようになったら、いざという時に応用できるようになります。

外国人とのスモールトーク(雑談)で、週末の話になって話題がなかったら、自分の趣味の話を応用して使ってしまおうといったイメージです。

言えるようになったことを応用して、いろんな場面で何か話してみる。 

ビジネスのシーンで相応しい話は何か、それを毎日少しずつ準備していく。

その繰り返しで英会話は必ず上達していきます。

もっと学びたい方へ

Biz英語塾はビジネス英語トレーナーの小林真美による英語塾です。

オンラインでの個別指導レッスンを中心に、オンライン教材の提供、不定期に少人数ワークショップを東京(もしくはオンライン)で開催しています。

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