大人のやり直し英語と英検準1級(動画解説あり)

2020.06.16 

 

私は資格の取得やTOEICの点数を最終的な目標にするのではなく、実務で使える英語習得を意識して日々の学習を・・・と事あるごとに強調しています。

 

しかしながら、日本にいてコツコツ英語を学ぶ意欲のある社会人の方にとって、客観的に達成感を得られる試験的なチャレンジが学習の目標になるのも事実。

 

また、私のブログや著書、講座に興味を持ってくださる方は、英語は実は嫌いじゃない、すぐに使う機会はなくても、自分のためにもっと英語を学びたいという方も多いです。(笑)

 

そういった方の多くが気になるのが英検準1級。

 

2級は学生時代に頑張ってとった。 1級はマニアックな感じもする難しさで、そこまではいらない。

 

社会人経験を得て、一段上の英語力を目指したい方が、チャレンジしてみようかと悩むのが英検準1級ではないでしょうか。

 

今回は、大人のやり直し英語で、準1級を目指す方へのアドバイスをお話しします。

 

ブログの内容は動画でも語っています。

目次

例文を用いて・イメージしながら単語を覚えよう

英検準1級の単語は、かなり難易度が高いです。
大問1で、25題出題されます。

リスニングやライティングが得意な人でも、最初の語彙問題で大きく外す訳にはいきません。
最初の問題で大きくコケると、「勉強不足だったかな~」とか、「今回もまたダメかな~」と
不安を感じ始めて、後のペースも崩しかねません。

もちろん満点は狙わなくて良いのですが、6割~7割は目指しましょう。

例文を覚える中で、イメージを持とう

過去問や準1級用の問題集から、例文ごと覚えるようにしましょう。

その時大切なのが、実際そのフレーズを使う状況をイメージすることです。

状況を頭の中に描いてみる、自分が使っているイメージをもってみるなど。
覚えにくい単語であればあるほど、イマジネーションを使って想像してみてください。

こんな単語、自分は絶対に使わないと投げ出してはダメですよ。

音声つきの教材で、何度も聞いて声に出そう

例文を覚える際に、音声で何度も聞きながら、自分でも発音してみるということを繰り返すと、
記憶の定着に役立ちます。


下記のようなテキストを使って、学習に役立てましょう。

いろいろ手を出さない・一冊を使い倒そう

単語だけではありませんが、あれこれ手を出しても、合格に近づきません。

私自身は旺文社の英検シリーズを活用してきました。
ロングセラーの問題集の中から、自分にあうものを選んだら、使い倒すつもりで何度も繰り返しましょう。


単語の学習が、英検準備の中でも一番辛いのではないかと思います。

踏ん張ってここの学習を継続できるかどうかが、合格できるかどうかの分かれ道でもあります。

永遠に知らない単語が続くと思っても、どこかのタイミングで、一山超えるような感覚、
知らない単語でも「これかな?」と想像がつくようになる時がきます。

頑張っていきましょう。

問題の攻略のテクニックをつかもう

英検は試験なので、やはりテスト対策が必要です。
やみくもに過去問に取り組みだけでなく、Strategicに自分の弱点や攻略法を考えてのぞみましょう。

長文読解はタイトルから内容を想像しよう

時間との勝負にもなる読解問題では、すぐに本文を読み始めたり、設問の一つ一つに目を通す人が多いです。

まずその前に、タイトルをしっかり見て、どんな”分野”の話題であるかを把握しましょう。

準1級の長文の話題は多様で、文化・社会問題や自然科学、時事問題から経済・ビジネスの分野まで。 過去問を解いている間に、自分の得意・不得意分野もみえてくると思います。とっつきにくいと思われる問題が、実は解きやすい場合もありますので、なるべく苦手意識は持たないように。

試験当日はタイトルから内容を想像しながら、落ち着いて解いていくことが大切です。

基本的に、英検の問題は、問題文の段落通りに設問が設定されています。

上から読みながら、各設問を解いていくのが基本になります。

英作文問題の攻略は、ロジカルな説明力を鍛えることから

英作文の攻略法については、別途記事を書きたいと思います。 ここでは、本質に大切なことをお伝えします。


英作文の力をつけていくには、英語力以前に、世の中の様々なことに関心を持ち、自分の意見を持つ、それをわかりやすく簡潔に表現できるようになることです。

書くべき自分の意見がないと、英語で表現できるわけがありません。

もっとも、学生も受ける英検ですから、内容が高度である必要はありません。論理的な展開になっているか、読み手に伝わりやすい表現になっているかがポイントです。

難しく考え過ぎず、先ずは過去問に取り組んでみてください。
過去に出されたテーマがどんな内容かを、最初に目を通しておくのも効果的です。

もちろん”手”で紙に書く練習をお忘れなく。

リスニングは間違った理由を分析することから

英検準1級は、語彙や長文の難易度があがりますので、リスニングを得点源にできるとかなり有利です。

最初は難しくても、問題のパターンがありますので、何度も過去問をやっていると、出題の傾向がわかると思います。

1)選択肢の前読み (どんな質問がくるか想像の利かす)

2)満点を目指すのではないので、自信のない問題に引きずられない
(全問に引きずられて芋ずる式な間違いを避ける)

3)学習中に間違った理由を分析する


最初の二つはセットです。 「あれ、今何て言った?」 とずるずる引きづられると、次の問題の英文が流れてきてしまい、焦ってその問題も間違ってしまう確率が高まります。

あれっ?と思ったら直観的にこれと思ったものを選んで次の準備。
しっかり気持ちを切りかえましょう!


3)について、間違った理由の多くは、キーワードを知らかったからか、想像もしない内容で戸惑ったか、勘違いしたか、集中力を欠いてしまったかのどれかだと思います。

キーワードを知らなかった場合は、単語力の強化を。
その他の理由の場合は、いろいろな過去問をやっている間にパワーンや英語の早さ、よくある内容の展開にも慣れていきますので、焦らずに準備をすすめましょう。

集中力も繰り返し続けることで養われていきます。

合格までは強い覚悟で

ここまで準1級の攻略法をご紹介してきました。

改めて思いますが、そうそう簡単な試験ではありません。
逆に言うと、とてもやりがいのある試験です。

なんだかんだ言って、大きな自信になる

英検準1級に合格することは、英語学習の大きなマイルストーンです。

直接的に仕事に役立つことがなかろうが、誰に褒められるわけでもなかろうが、
自分自信、大きな達成感を得ることができます。


ご自身のチャレンジする姿が、ご家族や周りの方に良い影響を与えることもあるかもしれませんね。

良質な題材を学びの機会に

読解文の中には、自分が知らない内容を学ぶ機会になる話題も非常に多いです。
過去問題集で日本語訳も入手できるので、内容をしっかり復習することもできます。

英検準1級のレベルの内容で、こういった文章に触れる、日本語もすぐ確認できるというものは
早々ありません。 

万が一不合格な場合でも、どこがどう足りなかったの丁寧なフィードバックあります。
弱点がわかるので、次の試験までの対策にとても役立ちます。

是非、この英検準1級のチャレンジの機会を、楽しみながら機会を、楽しみながら学ぶ機会につなげてください。

受かるまでは強い意志を貫こう

先に英検準1級の学習を、楽しみながら学びの機会に・・・とお話しましたが、
そこで終わりにしないでください。

本当に合格したかったら、今回ご紹介したような学習方法をストイックに続けてください。

学習することに意義がある、新しい知識もついたからそれでいいかも・・・と
自分で逃げ道を作っていると、合格は遠いです。

久しぶりに試験を受ける、毎日仕事に諸々の雑事に忙しい社会人にとって、
英検準1級は早々簡単に受かる試験ではありません。

ライフワークのように何度もリピート受験する人もいるようですが、モチベーションの維持も難しいですし、お金も時間ももったいないです。

やると決めたら、強い意志で合格までやり切ってください。

準1級合格後には、新しい英語の世界が開けているはずです。

英検以外ももっと学びたい方へ

Biz英語塾はビジネス英語トレーナーの小林真美による英語塾です。

オンラインでの個別指導レッスンを中心に、オンライン教材の提供、不定期に少人数ワークショップを東京(もしくはオンライン)で開催しています。

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