伝わるビジネス英語・最大の秘訣とは!

2020.10.18 

ビジネス英語トレーナーの小林真美です。
 
会計・ファイナンスプロフェッショナルを中心とするビジネスパーソンに英語アドバイスをしています。
 
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さてさて、ビジネスで英語を使う必要がある学習者の方に、一番大事なアドバイスが何かと聞かれた場合、私が何をアドバイスすると想像されますか?
 
文法、語彙、発音、リスニング??  すべてブ~です。
 
伝わるビジネス英語をマスターするために一つだけアドバイスをするとしたら、先ずは結論(=bottom line) から話すことをお勧めしています。
 

日本語はいきなり結論を言いません。 ”bottome line” と言えば、損益計算書の一番下にくるものでもありますから、感覚的には”最後”にくるもと思いがちですよね。
 
でもでも、英語環境では、最初に結論を出すことが本当に大事です。
 
私は今でも、これを常に頭に叩き込んでます。日本語的なコミュニケーションを、単に英語に直しただけでは伝わりません。久しぶりに英語をしゃべる時は、思考回路が日本語的になっているので、特に注意することが必要ですね。

目次

何で結論を先に言うのが効果的なの?

最初に結論を言うのは失礼とか、きちんと理由を説明してから最も大事なことを言おうとか、この結論を導くためにいろいろ調べたらからそれもいいたいとか・・・
結論を最初に”もってこない”理由は本当にたくさんあります。

自信がない場合も、結論をバシッといけない理由かもしれません。

数十年の英語環境でのビジネスを経験してきて、伝わるビジネス英語をマスターするには、こういった思い込みは払拭することが本当に大事だと考えています。 

視点を変えて、結論を最初にもってくることの意義を考えてみましょう。

ビジネスパーソンは忙しく、クリアーなコミュニケーションが必要

ビジネスパーソンの毎日は概して多忙で、管理職になれ大量の報告やメールを毎日受け取るものです。
有限な時間の価値を意識し、クリアーに要点を伝える習慣をつけましょう。
最初に大事なことを伝えて、理由や補足は後から付け加える、もしくは質問があったら答えるという姿勢です。

会話だけでなく、メールの書き出しも同じです。 だらだらもしくは丁寧な序文を始めるのではなく、これだけは絶対に伝えたい! というポイントを先ずは書きましょう。

情報の断捨離は、自分自身の思考を整理するにも役立ちますよ。

結論を先に言わないと、どんな誤解があるの?

第二外国語の英語でコミュニケーションしていると、こちらの意図していない誤解をされてしまうことも多々あります。誤解とまで行かずとも、その件は議論するほど大事なことではないし・・・とか、そこはツッコミどころじゃないし・・・という展開も多々あります。

リスニングや語彙の問題という場合もありますが、往々にしてあるのが、こちらが大事じゃないことを最初に言ってしまい、それに相手の外国人が反応してくるケースです。 こちらは前段階のつもりで始めの方に話したことに対して、相手はそれが大事なことだと勘違いして、一生懸命反応しているなんてことがあり得るのです。

なんでそこ~~と思っても、自分がきっかけを作っていることも結構あります。 そんな時は、是非ぜひ、自分が何から話をしたかを振り返ってみてくださいね。

明日から使える便利表現

冒頭にご紹介した、bottom line という単語、”結論”とか”大事なこと”いう意味で使えるようになっておくと、とっても便利です。

いくつか例文をご紹介します。



ここが一番重要なところです。
Here is the bottom line. 


大事なことは、どんな仕事でも締切には間に合わせることが期待されているということだよ。
The bottom line is that we all are expected to meet deadlines for any tasks.


あなたがおっしゃることもわかりますが、結論はこれではっきりしています。
I hear what you’re saying, but our bottom line is very clear on this one.

結論として、両社の文化的適合性に妥協することはできません。
The bottom line is that we cannot compromise the cultural fit of the two companies.


ちょっと違う意味で、こんな使い方もありますね。


一人人員を増やすことで、私たちの最終利益を押し上げます。
An additional headcount will help us to boost our bottom-line profit.

売上高は5月に底打ちしました。
Sales bottomed out in May.

今回は伝わるビジネス英語をマスターするために、結論から話始めることの大事さを、bottom lineという単語の活用例も含めてご紹介しました。


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