ビジネス英文メール・これを使えばクロージングはばっちり・バシッと決まるフレーズ

2021.01.31 

ビジネス英語トレーナーの小林真美です。
 
必ず伝わるビジネス英文メールを短時間で書く秘訣をシリーズでご紹介しています。
今回が一旦シリーズの最終回。
 
メールをスマートに締めるためのクロージング(Closing)についてご紹介します。
 
ビジネス英文メールはわかりやすい切り出し(Opening)から始めて、一番大事なメインボディー。そして、スマートに締めるためのクロージング(Closing)で成り立ちます。
 
 ビジネス英文メール全体に言えることでもありますが、最後の締めの部分は受け手が誰かによって決まる、適切なトーン(丁寧さ)を選ぶことが非常に大事です。社内で頻繁にメールを交わす相手であれば、要件にバシッとあった締めのクローズで十分。相手に期待するアクションについて丁寧すぎる表現を使ったり、長々お礼を言ったりする必要はありません。下手をすると、忙しい相手をイラつかせます。一方、受け手との信頼関係が薄い段階でのメールや、クライエントに対するメールであれば、それなりに丁寧な表現を使うことが必要になります。   
 
『終わりよければすべてよし。』 と極端に言い切ることはできませんが(メインボディーで何言ってるかわからないとやっぱり伝わらないので)、それでもクロージングの一言は、読み手の最後の印象を左右するので、本当に大事です。
 
因みに、『終わりよければすべてよし。』は、英語では  ”All’s well that ends well.” もともとはシェイクスピアの同名の戯曲からきているそうです。400年も前から変わらない、本質をとらえた言葉なのでしょう。
 
今回シリーズでご紹介したフレーズ。これは使えそうと思ったものを、ご自身の状況にあわせて応用文をつくりストックしてください。実際に使ってみるのが実践的な英語力をつけるためには不可欠です。
 
メールの文章として紹介したフレーズ、会話で使用しても自然なものが非常に多くあります
会話で使うことも意識して学習してください。

 
自分が前に使ったのメールや翻訳サイトからの完全コピペはやめましょう。気持ちが入ってないことが相手に伝わると同時に、ご自身の英語力がいつまでたっても伸びません。
 
そういった付け焼刃のアプローチで、とりあえず乗り切ってきたけど、いつまでも自分の英語に自信がつかない人が本当に多くいます。
 
紹介したフレーズの単語を知らなかったら自分で調べる、文法的な理解があいまいだったらこの機会に復習する。 伝わるビジネス英文メールをサクサク書けるようになるには、そういった継続的な努力が必要です。
 
ビジネス英語に必要な文法の大事なところについては、こちらでも紹介しています。無料ですので、ぜひ参考にしてください。

目次

スマートに締めるためのクロージングフレーズ 

それでは、以下状況ごとに使えるクロージングのフレーズをご紹介します。

これは使える!と思ったら、自分のフレーズブックを作ってストックしていってくださいね。

次のアクションを促すフレーズ

I look forward to hearing from you soon.
ご返事をお待ちしております。

Could you get back to me with the information by the end of this week?
今週末までに情報をいただけますか?

I would really appreciate it if you could deal with these matters as soon as possible.
本件について早急に対応いただけますと大変助かります。

We would highly appreciate it if you could share your thoughts sometime soon.
近いうちにご意見をお聞かせいただければ幸いです。

Please let me know as soon as possible if you can attend this meeting.
会議に参加できるか、早急にご返事ください。

Please let me know when we can discuss this matter.
この問題について、いつお話しできるか教えてください。

Please let us know immediately if this causes any concerns.
これが何か懸念を生じるようであれば、すぐにお知らせください。

Your early reply would be highly appreciated.
迅速にご返答いただけますと、幸いです。

I always value your input, so please let me know what you think of this matter.
いつもあなたの意見を尊重していますので、この問題についてどう思うかお知らせください。

Would you please send me your feedback by this Thursday?
次の木曜までにフィードバックをいただけますか?


上司や忙しい同僚に何かをお願いしていて、そこに期限を設けることに躊躇する場合もありますよね。相手も忙しいだろうから、この期限って失礼ではないかと。

仕事ですから、余程無理な要求をしていない限り、いつまでに返事が欲しいかを、ある程度明確にしましょう。相手も期限を伝えてもらった方が助かります。メールの受け手に察してもらうとかは、NGです!

自分のメールが相手のリクエストにマッチにしたか確認するフレーズ

一生懸命返信メールを書いたものの、「これ大丈夫だったかな?」とふと不安になることも。そんな時は、以下のようなフレーズを使いましょう。


I hope this email answers all your questions.
このメールで全てのご質問にお答えできていたらと思います。

I hope the information in this email meets your requirements for now.
このメールの情報で、現時点でご要望にかなっていたらと思います。

If you have any further questions, please don't hesitate to contact me again.
さらにご質問がある場合は、遠慮なくご連絡ください。

Please give me a call if would like to discuss what I've suggested.
私が提案したことについて、お話しした方がいい場合はお電話ください。

I hope this addresses your concerns.
懸念されていらっしゃることを対処できていたらいいのですが。

If you prefer to discuss this matter further, I will arrange a conference call sometime next week.
この件についてさらにお話しすることをご希望の場合は、来週中に電話会議を設定します。


メールのやり取りをしていて、一度直接話した方がいいことってありますよね。メールよりも英会話だとハードルが高まるかもしれませんが、メールでこじれるよりは、直接話した方が誤解がとけて良いことも。 躊躇せずにチャレンジしてください!

その他 知っておくと便利なフレーズ

I hope that helps.
お役に立てば幸いです。

I hope to hear from you soon.
ご返事いただけますと幸いです。

We look forward to receiving your reply.
ご返事お待ちしております。

Please let me know if you have any questions
ご質問があればご連絡ください。

Thanks for your attention on this matter.
この件にご注目いただきありがとうございます。

I am sorry I couldn’t be more help at this time.
申し訳ありませんが、今回はこれ以上、お役に立てません。

If I can be of any service to you in the future, please don’t hesitate to contact me.
将来お手伝いできることがあれば、ご遠慮なくご連絡ください。

We hope that we can serve you again in the near future.
近い将来、またお取引できますことを願っております。

It is always a pleasure to work with you.
あなたと一緒にお仕事ができてうれしかったです。

We really enjoyed working with you on this project.
このプロジェクトで皆さんと一緒にお仕事ができて、本当に楽しかったです。

Thank you for all of your hard work.
いろいろ頑張ってくれてありがとう。

We sincerely appreciate everything you did for us.
私たちにしてくださったこと、本当に感謝しています。

最後に感謝の気持ちを伝える表現も、しっかり覚えておきましょう。

締めの一言

Regards,
Best regards,
Kind regards,
Take care,
Warm regards,

上記は、ほぼ同じ意味で、”よろしくお願いいたします。”の意味合いで使います。

私自身は、社内もしくは何度もメールのやりとりがある社外の人とのメールではBest regards,
を使うことが一番多いです。

その他、
Sincerely,
Best wishes,
All the best,

Yours faithfully
Yours sincerely

最後の二つは、Dear Mr./Ms. Surname (苗字)で始めたメールにマッチします。
社内メールではほとんど使われませんね。

最後の締めは、ネイティブによっても自分の好みのものを使います。

メールは、人の個性が出ますので、相手がどのような表現を好むで使うのかを観察してみるのも面白いです。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、英語ネイティブでもお国柄や個人によって、どの表現を使うか異なるようですよ。

シリーズで書いてきた、サクサクビジネス英文メールが書けるようになる秘訣。
一旦今回で終了です。

まだお伝えできてないこともたくさんあるので、今後も記事を追加していきます!

さてさて、冒頭で触れたシェイクスピア。シェイクスピアは欧米では教養の一つで、経営者のスピーチなどでもよく引用されています。

帰国子女として帰国英語クラスを受けいてる高1次男の授業でも、シェイクスピアのソネット(短い詞)を暗記して、授業参観の日に発表するなんてこともやってました。

残念ながら、私もシェイクスピアをしっかり読む機会はなく、今まで来ています。今後少しチャレンジして、ビジネスパースに参考になるような内容をこのブログでもご紹介したいなと思っています。


Biz英語塾はビジネス英語トレーナーの小林真美による英語塾です。

オンラインでの個別指導レッスンを中心に、オンライン教材の提供、不定期に少人数ワークショップを東京(もしくはオンライン)で開催しています。

今回ご紹介したフレーズ以外、著書の方では、メールに使えるフレーズをたくさんご紹介しています。

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