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先ずは語彙の強化が最優先
英検®準1級合格に必要な語彙数は7,500語~9,000語と言われています。
「大学中級程度」というなんとと広い定義も使われていますが、いずれにしと各級からの難易度がもっともジャンプするのが2級から準1級です。
因みに、お子さん4人を東大理IIIに合格させたことで有名な佐藤ママが、確かご著書のとこかで東大入試英語には英検®準1級で十分(1級レベルは不要)と
おっしゃっていたような記憶があります。
このコメントでレベル感がつかめるかどうかは微妙ですが(汗)、英検®準1級はチャレンジングですが、英語の学習が苦でない人が普通に頑張れば合格できる試験です。
久しぶりに英検®にチャレンジングする社会人が始めるべきことは、語彙力の強化です。
これは英検2級から10年以上(もしくは数十年)たっている上、日ごろ英語に触れてない人にも、ビジネスである程度英語に触れている人の両方に言えます。
ビジネスで使う単語は、意外に限定的です。英検®準1級の語彙には、ビジネスで使われるものもたくさんありますが、その他にも自然科学や歴史などのアカデミックな話題で使われるもの、環境・自然問題・健康問題などを含む社会問題系、日常生活に関わるやや難しい表現と、分野が多岐にわたります。
英検®準1級合格に特化した単語集や、英検®準1級の過去問題などを軸に、英検®準1級に出てくる語彙を増やすことが大事です。
語彙力強化のメリット
当然のことですが、知らない単語は聴いても意味がわからないし、自分が使うことはできません。
長文のなかで知らない単語が出てきた場合、接頭語・接尾語(例:ex = out, exclude は除くという意味)や語源の知識から想像したり、前後の文脈から想像することでなんとなく意味を推測することができます。
前後の文脈から知らない単語の意味を推測することにも、前後にもわからない単語がたくさんあると、上手くいきません。
語彙が増え、英語力が伸びてくると、自然にこの推測力がつくようになるのです。
問題集や過去問を何度もやっていると、同じ語彙に何度も触れるようになります。同じ語彙の学習を繰り返して記憶に定着していくと同時に、「この単語知らないけど、こういう意味かな?」と想像できるようになってきます。
このステージになってくると、長文を読むことが格段に楽になってきます。
語彙力強化の方法
英検®準1級合格に必要な語彙を効率的に身につけるには、専門の単語や問題集を軸に、実際に過去問を解いてみたり、徐々に英文ニュースや英語の記事など、英語の精読と多読を広げるようにしていきます。
単語集や問題集で人気なのは、以下の二冊です。
パス単を常に持ち歩いて隙間時間に活用、語彙問題完全制覇の方は自宅やカフェなどで落ち着いて時間がとれるときに取り組むようにするのがおススメです。
パス単は2021年6月に待望の最新版がでます!
無料で使えるアプリなども同時に活用し、歩きながら聞くなども良いのですが、学習の基礎として、書籍の1~2冊を使い倒す気持ちで準備しましょう。
まっさらな問題集を手にすると、やる気も出てきますよ。
英検準1級 でる順パス単(音声DL付) 英検でる順パス単シリーズ
(MP3音声無料DLつき)出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇[改訂版] (英検最短合格シリーズ)
語彙力強化の過程で、苦手な文法箇所もチェック
上記の語彙問題完全制覇は、品詞ごとに単語がまとめられいて、問題も文章の形式で出されています。
語彙を学ぶと同時に、各品詞の使い方を抑えておきましょう。
この段階で曖昧な品詞を整理しておくと、本格的に長文問題に取り組む段階で大いに助かります。
また、問題文に出てくる文章全体をしっかり見て、語順の使われ方や関係代名詞など、あやふやなところがあれば、文法の復習が必要なところです。
文法の問題集を一から始めようとすると(その余裕があれば復習兼ねてもちろん効果的ですが)、試験対策の準備半ばで挫ける方を多くみてきました。
文法については、記憶が抜け落ちているところから責めていくのが効率的、かつ今度こそ挫折しないで英検®準1級合格を手にするカギです。
品詞や文法については、こちらでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
語彙力強化の過程で、勉強ペースをつかむ
語彙力強化のための学習は、地味ですがハードルはそこまで高くありません。まったく聴き取れないリスニングや、数行読んで挫折しそうなリーディングなどより、はるかにとっつきやすいものです。
問題集で知らない単語が出てきたら、(いちいち落ち込んでないで)今覚えれば良いと割り切って覚えるだけです。次にまた同じ単語でつかえても、(一度では覚えられない当然)何度も繰り返して記憶に定着させようと淡々と進めればいいのです。
難しいのは学習を継続することです。
語彙の学習という、場所を選ばない、比較的ハードルの低い学習をするこの段階で、自分が継続できる学習計画をたてましょう。
試験にチャレンジするからと、睡眠時間を削って毎日一時間早く起きるとか、やめた方がいいです。これが15分なら現実的かもしれませんが、往々にして自分が決めた目標(誰からも強要された訳でもなく、この試験をあきらめても不都合はない)は、挫折する可能性が高いものです。
私のように朝が弱いタイプ、たった5分でも勉強のために早く起きるのは辛かったりします。
自分に無理のない、自然な形で継続できるスタイルを確立しましょう。
多くの生徒さんを見ていて、継続できる学習スタイルは人それぞれに異なるものだと実感しています。
参考までに、成功例は以下のようなスタイルです
ー 毎朝の通勤時間で、スマホのニュースをチェックする時間の半分を英語学習にあてる
ー ランチタイムの15分を学習にあてる
ー 30分帰宅を早めるように仕事の効率をあげ、帰りにカフェで30分勉強する
ー 土曜・日曜の午前中2時間だけは勉強・週末のリフレッシュは午後からと割り切る
などです。
ぜひ、自分が無理なく継続できる学習スタイルを見つけてください。
まとめ
今回は英検®準1級にチャレンジする社会人に向けて、先ずは何から始めたらよいのかを解説しました。
何と言っても、語彙の強化が必須です。
その過程で、文法の苦手分野を洗い出すことを意識すること、そして英検®準1級の合格までの無理のない学習ペースを確立することが合格への最短の道筋を築く過程になります。
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