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ビジネス英語トレーナー の小林真美です。
グローバルで通用するするビジネス英語をマスターしたい方に向けて、役立つ内容を書いています。
例年、1月から2月にかけて、英語学習のご相談を受けることが多くなります。
今年こそは英語をなんとか! という意気込みですね。
ビジネスの現場で英語が必要になった、ビジネスパーソンの方に学習方法をアドバイスしてきましたが、何と言っても大切なのが学習目標の軸を定めること。本当に必要な英語力が何かを冷静に判断し、現実的な計画で学習をすすめることが不可欠です。
短期間で 、効率的に英語力を身に着けたい人へ、目標を明確することから始めることの大切さは、こちらのブログでも書いています。
最短で英語力を向上させる方法とは(コーチングアドバイスその1)-動画説明あり
自分が英語を勉強しようと思う原動力が何かを客観的に見直し、目標達成までに取り組む課題を、具体的に詰めていきましょう。
上記のブログで書いた目標設定エクササイズをやってみて見えてくる英語学習願望には、大きくわけて二つのグループがあります。
一つ目は海外ビジネススクール留学や海外駐在など、『書く』、『聞く』、『読む』、『話す』、のすべての力を伸ばしたい人。
二つ目は、日本で”たまに”英語を使う必要ある人で、着実に力はつけたいけど、英語の必要性の切迫感は低い人。
普段は毎日一通から数通程度の英文メールが必要なだけとか、半年に一回くらい英語を使うことが必要とういう二つ目のグループの方、意外に多いです。
こういった環境にいる人たちは、いつかは英語会議に出てプレゼンテーションをしたり、海外出張などの機会をゲットしたいと密かに願っている人も多いですよね。
今回のブログは、毎日頻繁に英語を使うわけではないけど、気たるべき日に備えて、少しずつ力をつけたいビジネスパーソンに向けて、おススメの学習方法を解説します。
目次
「伝えるべきことを分かりやすく話す力」を磨く
ビジネス英語の力は伸ばしたいけど、ガッツリ高額な英語塾や熱い英語コーチをつけるほどではない人たちが先ず考えるべきことは、実は英語ではありません。
「伝えるべきことを分かりやすく話す力」を磨くことです。
難しく考える必要はありません。
ステップ by ステップで説明します。
先ずは、プロフェッショナルな場での自己紹介。 経歴や職責をシンプルでスマートに表現するのにはどうしたらいいか考えてみましょう。
先ずは日本語で。
次に、自分の仕事の内容や、今取り組んでいることを、わかりやすく説明するにはどう表現すればいいかを、日本語で考えてみてください。
この段階、すごく大事です。何を最初に話して、情報を断捨離して、シンプルに、相手にどう説明すればわかってもらえるかを、トコトン考えてください。
そして最終段階は、目の前にある課題や難題、解決しないといけない厄介な問題を、他者にどう説明できるかにチャレンジしてください。
この課題について、自分がきちんと説明して、外国人の上司や同僚に理解してもらえないと、間違った方向に進んでしまうとか、
そもそも問題の本質を理解してもらえないどころか、大きな勘違いをされてしまうとか・・・。 敢えて緊迫したシーンを想定してみてください。
外国人と働いていると、往々にして感じますよね。「そうじゃないんだよ~。」とか、「そこは問題じゃないよ~。」とか、
「ズレた判断やめてくれ。」みたいな。
そういったフラストレーションな局面を避けるのは、自分が「伝えるべきことを分かりやすく話す力」、を磨くしかありません。
この一連のコミュニケーションプロセス、日本語でも意外に難しいですよね。
例え日本語のコミュニケーションであっても、バックグラウンドが異なったり、共通する理解が限られている相手に、ポイントを上手く伝えるのは、容易ではありません。
伝えるべきことを分かりやすす話す力は、先ずは母国語である日本語からブラッシュアップしてください。
説明する力を磨い、物事をわかりやすく要約する力を養う意識です。
英語の学習に入る前に、こういったコミュニケーション力を鍛えましょう。
言いたい事を英語で書いてみよう
日本語で説得力をもって言いたい事を、まとめることができたら、次に英語で書いてみましょう。
シンプル is the best.
難しい単語を使うとか、ネイティブのような気の利いた表現を使おうという野望は不要です。
書く過程で自分の考えもまとまり、何を伝え、どう話を展開すれば、相手に伝わりやすいかを考え続け、とことん追求してください。
ネイティブ同士のEメールをみていていも、ちょっとした”誤解”とそのための”確認”は頻繁にあります。
最初から完璧な英文を書こうと気負わず、わかりやすい文章にすることを意識しましょう。
わかりやすい文章を書くための最大の秘訣が、話を展開する順番です。
メールであれば、メールの目的を最初に書く。
次に一番大事なこと(結論)
続けて結論を裏付けることや、追加で伝えたいことがいくつかあれば、箇条書き。
そんなイメージです。
目的を最初に明確にすることがポイント。
どんな時でも徹底してください。
例えば以下のような例文ですね。
I would like to share my perspectives.
私の見解を共有したいと思います。
This is to update you on the current progress of project X.
これは、プロジェクトXの現在の進捗状況を更新するためのものです。
I would like to follow up on the question you raised at the last meeting.
前回の会議であげられた質問について、フォローしたいと思います。
いくつか定例の文章を覚えておくと便利ですよ。
https://bizeigojuku.com/members/cf/8x59wu
まとめ
現在毎日頻繁に英語を使うわけではないけど、気たるべき日に備えて、少しずつ力をつけたい人に向けての、おススメの学習方法を紹介しました。
先ずは、日本語で「伝えるべきことを分かりやすく話す力」を磨くことが大事です。伝えるべきことを分かりやすく説明する力は、先ずは母国語である日本語からブラッシュアップしてください。
次に、言いたい事を英語で書いてみましょう。自分のペースでも書けないことは、いざという時に話せる訳がありません。わかいりやすい文章は、シンプルであること。コミュニケーションの目的を最初に書くことも大事です。
いくつか伝えなければならないことがあれば、箇条書き的に書くなどの工夫をすることも大事です。
次の記事では「ビジネスシーンに相応しい表現力を身に着ける方法」を書きます。アウトプット(話す・書く)の力を伸ばすには、良質なインプット(聞く・読む)も欠かせません。
ビジネス英語を磨く秘訣、単発講座で開催しています。
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